候補者との面談で、代表が自分から持ち出す話がある。給与をどう決めているか、という話だ。

01年収の3倍

平均的に、社会人の年収って、その3倍ぐらいの利益をこの人が出していないといけないというのがあって。自分の価値が年収1,000万円になるのであれば、年間3,000万円くらいの利益を会社に残す必要がある。

沼倉 隆平(代表取締役)/候補者との面談にて

そのうえで、こう続く。

なので基本的に、自分の給与を上げてほしいというのは全然言っていただいて。その時に、じゃあ自分がどのくらい貢献しようかというのも計算してみると、いい指標になるかなと思います。

沼倉 隆平(代表取締役)

交渉を封じるのではなく、交渉の材料を先に渡している。上げてほしいと言っていい、ただし根拠は自分で計算してきてほしい、という設計だ。

02「歯車」は、悪い言葉ではない

全員が幹部を目指す会社ではない。役員の会議では、こういう発言が残っている。

会社の歯車的存在は絶対必要だと思うんで、逆にそういう人材は必要なのかなと思ってます。

幹部定例MTより

同じ会議で、あるメンバーの処遇が議題になったとき、出た結論はこうだった。

普通に、一人の人生を育てるのにそこそこのコストがかかるんで。辞めてもらうよりは、その配置換えでもして、やってもらったほうがいいのかな。

幹部定例MTより

03人にはケチらない

体調を崩したメンバーの休職期間について、「2週間に縮められないか」という案が出たときのやりとりが分かりやすい。

  • 「それを2週間にした時点で、辞めますって言われると思うんですよ」
  • 「そういうのはね、ケチって損するだけっすよ」
  • 「そこで、たぶんありがたみを感じないと思うんですよ。ここまで分解して話すとそういうことです。だから僕は1か月って言ってるんですよ」

結論は1か月の休職だった。稼働が重くなった時期には、「会社のカードを切っていいので、整体に行ったりマッサージに行ったりしてください」という言葉も出ている。

開発の手が空く期間が発生しそうになり、会議で別の仕事で埋める案が出たときの返答は、一言だった。「それをやったら、たぶんその人たち辞めちゃいますね」。

04上司を、無批判に信じない

評価の話とあわせて紹介したいのが、幹部の一人が会議で述べたこの姿勢だ。

僕も代表の言葉を100%信用しているというか、信用はしてますけど、100%正しいとは思ってないんですよ。だから代表の言葉を正として、ただその中で何か間違っているところはないかというのを考えて、僕は質問するわけじゃないですか。

幹部定例MTより

代表の側も同じことを言っている。「僕の言っていることが全部正しいとは思っていないので」。そして現場に対しては、「もっとそういう提案しちゃって大丈夫ですよ、僕に」と繰り返している。

話を聞いてみる

選考ではなく、まず面談から。挫折の経験がある方ほど、一度お話ししたいと思っています。

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